い
ろ
は
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「自ら」と漢字をあてる。現代語の
己の意志でことを行う「みづから(自
から」は自己の意志によらず自然にそう
母、物語などもとめて見せたまふ 、げ
づからなぐさみゆく。
(更級)
=
母が物語などを探し求めて見せ くださるので、ほん
に心
自然と
慰められていった。
「たまふ/に」の尊敬の補助動詞「たまふ」は接続助
詞「に」の前なので連体形。接続助詞の「に」 連体
形接続で、1順接「〜 で」 、2逆接「〜のに」 、3単
純接続「〜と 三つ 意味がある。ここでは順接「〜
ので」 。
1
ひょっ
。
2
偶然
。たまた
3
自然と
。ひとりで
小野塚らは
ひょっとし
、
自然
植物園へ行っ
おの
(副詞) 【自ら】
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文 法