古文単語565 赤版 - page 78

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「覚ゆ」と漢字をあてる。 「思ふ
自発の助動詞「ゆ」がついた「おもは
て、さらに「おぼゆ」となったもの。
の意味も大切だが、
特に
の意味に注意。
尼君の見上げたるに、 少しおぼえたる所あ
子なめりと見給ふ。
(源氏)
尼君が女の子を 上げた顔 、 少し
似ている
所があるので、
尼君の子であるらしいと源氏はご覧になる。
「な/めり」=断定の助動詞「なり」の連体形「なる」
の撥音便「なん」の「ん」の無表記形+推定の助動詞
「めり」の終止形。 「な」が入試で問われた場合、解答
は 「断定の助動詞 「なり」 の連体形 (の撥音便の無表記) 」
となる。 「なるめり↓なんめり↓なめり」と変化した
自然に
思い出さ
似て る
お盆の湯
似ている
自然に思
おぼ
(動・ヤ
【覚ゆ】
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文 法
1...,79,80,81,82,83,84,85,86,87,88 68,69,70,71,72,73,74,75,76,77,...298