古文単語565 赤版 - page 58

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「愛し」と漢字をあてる。
の意味が大切。元来肉親、とくに
幼少の愛らしいものに対して「うつく
わいらしいものを美と見るところから
の意味がある。 「美
し」ではないので注意。
声よりはじめてさまかたちも、さば りあ
うつくしきほどよりは、九
ここの
のうちに鳴かぬぞ
いとわろき。
(枕)
(鶯は)声をはじめとして、姿かたちもあれほど上品で
わいい
割には、内裏の中で鳴かないのがとてもよくない。
「あてに」 形容動詞 「あてなり」 の連用形。係り結び 「ぞ
↓わろき」 。
かわい
。かわ
きれいだ
りっぱだ。
うっ、つ
かわいい
うつ
(形・シ
【愛し】
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文 法
1...,59,60,61,62,63,64,65,66,67,68 48,49,50,51,52,53,54,55,56,57,...298