古文単語565 赤版 - page 52

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漢字で「答ふ・応ふ」とあてて覚
へ/ず」=「答えない」 、 「いらへ/
らふれ/ば」=「答えたので」などの形
下二段活用であることを十分に理解しておこ
らへ」 。中世以降は「返事をする」場合は、ほ
が用いられるようになった。
今一声呼ばれていらへんと、念じて寝たるほど
に、
(宇治)
もうひと声呼ばれてから
返事をしよう
と、がまんして寝て
いたところ
「いらへ/ん」の「ん」は意志の助動詞「ん(む) 」の
終止形。 「と」の前の「む(ん) 」は意志が多い、とい
うのはそろそろ覚えたかな。
返事をす
。答える
イラフ人
返事せい
いら
(動・ハ 【答ふ・応
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文 法
1...,53,54,55,56,57,58,59,60,61,62 42,43,44,45,46,47,48,49,50,51,...298