古文単語565 赤版 - page 43

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「何時しか」と漢字をあてる。現代語
のまにか」の意味で用いるが、古語では
く〜したい。早く〜してほしい」となるの
いつしか梅咲かなむ。来むとありしを、さ
る。
(更級)
早く
梅が咲いて
ほしい
。梅が咲いたら帰って来るよと言っ
たが、本当にその通りだろうか。
「なむ」にはいろいろなものがあり、同形品詞識別の
重要語。ここでは未然形に付いているので、他への願
望の終助詞 「なむ」 。 「未然形+なむ」 は終助詞の 「なむ」
と覚えておこう。
早く
いつ鹿来る
早く
見たい
いつ
(副詞)
【何時しか】
25
文 法
1...,44,45,46,47,48,49,50,51,52,53 33,34,35,36,37,38,39,40,41,42,...298