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い
ろ
は
「徒らなり」と漢字をあてる。中世以
たずら) 」の意味で用いられたが、元来
が得られないで無駄であったと失望する感
「かひなし」がある。なお、 「いたづらになる
にもなるので注意。また、
「はかなくなる ・むな
ぬ」ことを表すので注意。
とかく直しけれども終に廻らでいたづらに立て
りけり。
(徒然)
=
あれこれ 直したけれども(水車は)結局回らないで
無駄
に
立っていた。
「で」は未然形に接続する打消の意の接続助詞。 「〜な
いで」と訳す。 「立て/り/けり」 「り」は完了の
助動詞「り」の連用形。
1
無駄であ
。役に立
2
むなしい
。はかない
3
( 「いたづら
死ぬ
。
いたづらし
無駄だ
、
むなしい
、
死ん
じゃいたい
た
(形動・ナ
【徒らなり】
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文 法
あ