古文単語565 赤版 - page 33

33
「優なり」と漢字をあてる。教養が感
るさまを表す。
なほ事ざまのいうにおぼえ 、物のか
しばし見ゐたるに、
(徒然)
やはり(この家の)事の様子が
上品に
思われて、物陰から
しばらく見ていたところ、
「事ざま/の」 の 「の」 は主格の格助詞で 「〜が」 と訳す。
「おぼえ」はヤ行下二段活用動詞「おぼゆ」の連用形。
ヤ行下二段活用動詞は動詞の中で最も入試によく出
る。他には「見ゆ」
「絶ゆ」などがある。活用が大切で、
「え/え/ゆ/ゆる/ゆれ/えよ」 。
上品だ
。優雅だ。
すばらしくよ
。優れている
優子のうな
上品
ね、
すばらしい
いう
(形動・ナ
【優なり】
17
文 法
1...,34,35,36,37,38,39,40,41,42,43 23,24,25,26,27,28,29,30,31,32,...298