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い
ろ
は
「優なり」と漢字をあてる。教養が感
るさまを表す。
なほ事ざまのいうにおぼえ 、物のか
しばし見ゐたるに、
(徒然)
=
やはり(この家の)事の様子が
上品に
思われて、物陰から
しばらく見ていたところ、
「事ざま/の」 の 「の」 は主格の格助詞で 「〜が」 と訳す。
「おぼえ」はヤ行下二段活用動詞「おぼゆ」の連用形。
ヤ行下二段活用動詞は動詞の中で最も入試によく出
る。他には「見ゆ」
「絶ゆ」などがある。活用が大切で、
「え/え/ゆ/ゆる/ゆれ/えよ」 。
1
上品だ
。優雅だ。
2
すばらしくよ
。優れている
優子のうな
上品
ね、
すばらしい
わ
いう
(形動・ナ
【優なり】
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文 法
あ