古文単語565 赤版 - page 35

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「いかがは
」のほうが、 反語の意味が強い。反
(馬・牛は)繋ぎ苦しむることこそい
れど、なくてはかなはぬものなれば、
せむ。
(徒然)
(馬・牛は)繋いで苦しめることはかわいそうである
なくてはならないものなので、
どうしようか、どうしよう
も い
「苦しむる」はマ行下二段活用の「苦しむ」の連体形。
係助詞 「こそ の結びは 「いたましけれ」 のところで 「消
滅(流れ・消去) している。結びの下に接続助詞が
くると、結びは「消滅」する。今回は偶然、接続助詞
「ど」につながるため、
「いたましけれ」と已然形になっ
ているが、本来の係り結びは成立していない。
(疑問)
どうしよ
(反語)
どうしよう
ようもない
イカがせま
どうしようか、
いか
(連語)
【如何 (は)
18
文 法
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