古文単語565 赤版 - page 24

24
もともと感動詞で「ああ」と訳す
した時の様子を「あはれ〜」と表現し
になったもので、 しみじみとした様子を
ではこの「あはれなり」が何百と用いられて
江戸の国学者本居宣長が「ものの はれ」の文
有名。
もの心細げに里がちなるを、いよいよ飽かずあ
はれなるものにおぼほして、
(源氏)
(桐壺の更衣の病気が重くな てゆき)心細そうに里に下
がっているのが多いのを、帝はますますもの足らず
いとし
ものにお思いになって、
「心細げに」は形容動詞「心細げなり」の連用形。 「
げに」の形の時は形容動詞であることが多い。
しみじ
。情趣
2(文脈に
気の毒だ。 3(感動詞)ああ
「ああ晴
しみじみ
あは
(形動・ナ
11
文 法
1...,25,26,27,28,29,30,31,32,33,34 14,15,16,17,18,19,20,21,22,23,...298