古文単語565 赤版 - page 223

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「床し」と漢字をあてる。動詞「行く
が対象に向かって引き付けられ、心が進
味が原義。対象によっていろいろな訳にな
ねびゆかむさま、ゆかしき人かなと、目と
給ふ。
(源氏)
大人になって くようなようすを
見たい
ような人だなあ
と、 (光源氏は若紫に)目をとめなさる。
有名な光源氏のロリコンの箇所。 『源氏物語』では地
の文では光源氏に対して尊敬語は「給ふ」のように一
つだけしか使わない。二重尊敬「せ給ふ・させ給ふ・
しめ給ふ」は れないのだ。
たい
。聞き
たい
。知り
たい
読み
たい
なんとなく慕
ユカ知り
たい
ゆか
(形・シク
【床し】
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文 法
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