古文単語565 赤版 - page 218

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漢字で「安し」とあてる。 「やすし
穏やかだ」となる。また、安心して行
行えるということなので、 「気軽だ」と
もほぼ同じ意味を持つ。 「易し」と漢字をあ
しい。容易だ」の意なので混同しないようにし
かく危ふき枝の上にて、やすき心ありてねぶ
らんよ。
(徒然)
こんな危ない枝の上で、どうし
心穏やかな
気持ちで眠っ
ているのだろうよ。
「にて」は一語の格助詞。文末の「らん」はここでは
原因推量「どうして〜なのだろうか」 。 「らむ(ん) 」
は見えていないことに対しては現在推量、見えている
ことに対してはここの例のように原因 になる。
心穏やか
気軽だ。
やすしは
心穏やか
やす
(形・ク
【安し】
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文 法
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