古文単語565 赤版 - page 233

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「侘びし」と漢字をあてる。思うよう
らくてやりきれないという感じを表す。
似ている語の「さびし」は「荒 (さ) ぶ」
が失われて物足 ない、すさんで心細いさまを
すべてかれにわびしき目 見せそ。
(大和)
万事この女に
つらい
目を見せるなよ。
「な↓そ」は丁寧な禁止で「〜するな。〜しないでく
ださい」 。 「な〜そ」の間には連用形が入るので、 「見
せ」はサ行下二段活用動詞「見す」の連用形。ただし
カ変・サ変は次のように未然形が入る。 「なこそ、な
せそ」=「来ないでください、しないでください」 。
つらい
さびし 。
みすぼらしい
わさびしみ
つらい
わび
(形・シク
【侘びし】
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文 法
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