古文単語565 赤版 - page 198

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「不便なり」と漢字をあてる。 「
んなし」 と同じ。意味もほぼ同じであ
た時に、そのまま現代語と同じ「不便だ
てしまいがちなので、 「気の毒」の意味のほ
えよう。
人を苦しめ、法を犯さしめて、それを罪なは
こと、ふびんのわざなり。
(徒然)
人々を苦しめ、その結果法律を犯させて、それを罪とする
ようなことは
気の毒な
ことである。
「罪なは/ん/こと」の「ん」は婉曲の助動詞「ん(む) 」
の連体形。 「〜ような」と訳す。 「む (ん) 」は下に体言
がきて連体形になった場合は婉曲になるんだったね。
気の毒だ
不都合だ。
夫婦貧乏
気の毒だ
ふび
(名/形
【不便なり
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文 法
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