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い
ろ
は
「懇ろ」と漢字をあてる。 「こまや
語でも「ねんごろに弔(とむら)う」な
つまじい場合にも用いる。
道を学する人、夕
ゆうべ
には朝
あした
あらんことを思ひ、朝
あした
には夕
ゆうべ
あらんことを思ひて、かさねてねんごろ
に修
しゅ
せんことを期
ご
す。
(徒然)
=
仏道を修行する人は、夕方には明朝があ ようなことを思
い、朝には夕方があるようなことを思って、もう一度
てい
ね に
修めるようなことを思い定める。
「あら/ん」 と 「修せ/ん」 の 「ん」 は婉曲の助動詞 「ん」
の連体形。下に体言がきて連体形になると「む(ん) 」
は婉曲になる。入試頻出項目だ。
1
ていねいな
。親切なさ
2
むつまじ さ
粘土ゴロゴ
ていねいだ
ねん
(形動・ナ
【懇ろなり】
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文 法
な