古文単語565 赤版 - page 175

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「など」は疑問・反語を表す副詞なの
末の活用語は連体形で結ぶ。 「などか」
て用いられる場合が多く、
の反語の用法が多い。 「などて」 「な
どや」はどちらも疑問の意になる
など、かくうとましきものにしもおぼすべき
(源氏)
どうして
、 (私=光源氏を)こんなに嫌な男とばかりお思
いになっ よいだろうか、
いや
、そう思うべき
ではない
「など」は疑問・反語の副詞なので、係助詞がなくて
も文末を連体形「べき」で結ぶ。 こでは反語の用法。
「もの/に/しも」 の 「しも」 は副助詞 「し」 に係助詞 「も」
がついて副助詞「しも」になった。
(疑問)
どうして
(反語)ど ない。
なーどうし
どうして
な ど
(副詞)
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文 法
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