古文単語565 赤版 - page 178

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「猶・尚」と漢字をあてる。現代
の意味で用いるが、
古くは
のように、無視されがちなものを改め
持ちを込めて用いる用法が多い。
ほととぎすは、なほさらに言ふべきかた
(枕)
ほととぎすは、
やはり
全く言いようがなくすばらしい。
副詞「さらに」は、 打消語と呼応して全否定となり、
「全
く〜ない」と訳す。P
158参照。 『枕草子』は入試頻出
の出典 ので、 『ゴロゴ板野の枕草子 ・徒然草講義』 (ア
ルス工房刊)などで一度全部読んでみよう。古文の場
合は一度読んだものが入試で出題されると、かなりオ
イシイのだ。
やはり
。依然
さらに。
それでもや
なほ子は
やっぱり
かわいい
なほ
(副詞)
【猶・尚】
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文 法
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