古文単語565 赤版 - page 161

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両語とも活用語の連用形につく。 「て
で用いられたのは上代のみ。中古では「
濁音化した。 「にしが・にしがな」は中古以
にも自己の願望を表す終助詞としては「未然形
いかでこのかぐや姫を、得
てしがな、見てしが
な。
(竹取)
なんとかしてこのかぐや姫を、 自分のものに
したいものだ
結婚
したいものだ
副詞「いかで」は願望の終助詞「てしがな・にしがな」
と呼応して、 「なんとかして〜したいものだ」と訳す。
「得
」はア行下二段活用動詞「得
」の連用形。 「得
」は
活用の仕方に注意。 え/え/う/うる/うれ/えよ」 。
(自己の願
〜した
いものだ
てしか
に鹿食い
たいものだ
てし
(終助)
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文 法
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