古文単語565 赤版 - page 158

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全否定の副詞の代表格。ほかに 「
おほかた ・ あへて ・ たえて」 などがあ
ず ・じ ・ ま じ・で・
なし」と呼応して、 「まったく〜ない」と
打消語のゴロは「ずるずるじいさんまじでな
やがて末
すえ
まではあらねども、すべてつゆたがふ
ことなかりけり。
(枕)
すぐに下の句まで答える いうことはないが、すべてに
いて
まったく
間違うことが
なかった
全否定の副詞「つゆ」は形容詞「なし」の連用形「な
かり」と呼応して全否定になっている。 「末
すえ
」は和歌
の下の句で「五七五/七七 の「七七」の箇所。上の
句の「五七五」は「本 (もと) 」と言う。
つやつやの皿
すべって
つゆをおほか
まったく
ついて
ない
や。それでもあへ
たえてる私
つゆ
(副詞)
【露】
111
文 法
(下に打
まった
く〜ない
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