古文単語565 赤版 - page 155

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「付き付きし」と漢字をあてる。ぴ
く」を重ねて形容詞化したもの。いかに
さまを言う。
なが
つき
の有
あり
あけ
の月にさそはれて、蔵
くろ
うどの
しょう
しょう
、指
さし
ぬき
つきづきしく引きあげて、ただ一人、小
わらわ
ばかり具して、
(堤中納言)
九月の有明の月の美しさに誘われて、蔵人少将は、指貫の
すそを(忍び歩きに)
似つかわしく
引きあげて、ただ一人
小舎人童だけを連れて、
『堤
つつみ
ちゅう
ごん
物語』は『源氏物語』よりあとに成立した
平安時代の物語。他には『浜
はま
まつ
ちゅう
ごん
物語』 『夜
よる
の寝
ざめ
』 『 狭
ごろも
物語』 『とりかへばや物語』がある。
似あってい
。ふさわし
調和している
月々死ぬ目
にあってい
つき
(形・シク
【付き付きし
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文 法
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