-
155
-
い
ろ
は
「付き付きし」と漢字をあてる。ぴ
く」を重ねて形容詞化したもの。いかに
さまを言う。
長
なが
月
つき
の有
あり
明
あけ
の月にさそはれて、蔵
くろ
人
うどの
少
しょう
将
しょう
、指
さし
貫
ぬき
つきづきしく引きあげて、ただ一人、小
こ
舎
ど
ね
り
人
童
わらわ
ばかり具して、
(堤中納言)
=
九月の有明の月の美しさに誘われて、蔵人少将は、指貫の
すそを(忍び歩きに)
似つかわしく
引きあげて、ただ一人
小舎人童だけを連れて、
『堤
つつみ
中
ちゅう
納
な
言
ごん
物語』は『源氏物語』よりあとに成立した
平安時代の物語。他には『浜
はま
松
まつ
中
ちゅう
納
な
言
ごん
物語』 『夜
よる
の寝
ね
覚
ざめ
』 『 狭
さ
衣
ごろも
物語』 『とりかへばや物語』がある。
1
似あってい
。ふさわし
2
調和している
月々死ぬ目
にあってい
つき
(形・シク
【付き付きし
109
文 法
た