い
ろ
は
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150
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「給ふ・賜ふ」と漢字をあてる。入
活用かを見分けることが大切。 「給は
敬にしかなく、 「給ふる・給ふれ」は謙譲
の時が問題で、 「給へ」が未然形・連用形の
譲語、已然形・命令形の場合は四段で尊敬語。
(親王は)大御酒たまひ、禄たまはむとて、つ
かはさざりけり。
(伊勢)
=
親王は、御酒を
くださり
、褒美を
くださろう
としてお帰し
にならな った。
どちらも四段活用で、尊敬の本動詞としての用法。 「お
与えになる」という訳だけではなく、 「くださる」と
いう尊敬の訳し方に慣れておこう。
(動・ハ
1
お与えに
(補
1
〜なさる。
「は・ひ・
尊敬
、
「ふる・
謙譲
、
「給へ」
たま
(動・ハ
【給ふ・賜
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文 法