古文単語565 赤版 - page 150

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「給ふ・賜ふ」と漢字をあてる。入
活用かを見分けることが大切。 「給は
敬にしかなく、 「給ふる・給ふれ」は謙譲
の時が問題で、 「給へ」が未然形・連用形の
譲語、已然形・命令形の場合は四段で尊敬語。
(親王は)大御酒たまひ、禄たまはむとて、つ
かはさざりけり。
(伊勢)
親王は、御酒を
くださり
、褒美を
くださろう
としてお帰し
にならな った。
どちらも四段活用で、尊敬の本動詞としての用法。 「お
与えになる」という訳だけではなく、 「くださる」と
いう尊敬の訳し方に慣れておこう。
(動・ハ
お与えに
(補
〜なさる。
「は・ひ・
尊敬
「ふる・
謙譲
「給へ」
たま
(動・ハ
【給ふ・賜
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文 法
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