古文単語565 赤版 - page 139

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「漫ろなり」と漢字をあてる。物事が
に関係なくひたすら進んで行くさまを言
ずろに」の形では
のように「やたらに。むやみに」の意味で
用いられることが多くなった。 「そぞろなり」
逃げんとするを、捉へて引き止めて、すずろ
飲ませつれば、
(徒然)
逃げようとするのを 捕まえて引きとどめ、
やたらに
酒を
飲ませてし うと、
ここでの「すずろに」は連用形の強調表現で「やたら
に」の意。 「逃げ/ん/と」の「ん」は意志の「ん(む) 」
の終止形。 「と」 の前の 「む (ん) 」 は意志!
だったね。
なんとな
なんとな
思いがけ
何の関係も
やたらに
。むやみに。
鈴六個
たら
なんとなく
すず
(形動・ナ
【漫ろなり】
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文 法
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