い
ろ
は
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形容詞のほうは「著し」と漢字を
子を表す。現代語の 「いちじるしい」
と漢字をあてる。目で見てわかるもの、
では「神仏の霊験」の意味が大切。
いといたうやつれ給へれど、しるき御さま
ば、
(源氏)
=
たいへんひどくやつれなさっているけれども、 (普通の人
ではないことは)
はっきりわかる
お姿なので、
「給へ/れ/ど」=ハ行四段活用の尊敬の補助動詞「給
ふ」の已然形+完了の助動詞「り」の已然形+接続助
詞「ど」 。尊敬の「給ふ」と完了の「り」 組み合わ
せはもう何度も出てきたね。
(形)
はっき
。
2
( 「〜も
て) 予想通
(名)1
霊験
。
効き目
。
シールし
効き目は
導師
しる
(形・ク
【著し】 【
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文 法