古文単語565 赤版 - page 117

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「細やかなり・濃やかなり」と漢字
書くように、元々は細かいと感じられる
事細かいというのは「詳しい」ことであり
というのは「愛情が深い」ことだ、と変化して
に使われると「にこやかな様子」を表し、色に使
が濃い様子」を表した。
「衣
きぬ
かづけられたりしもからくなりにき」とて、
こまやかに笑ふ。
(大鏡)
「褒美の衣をいただ たこともかえって辛 ものになって
しまった」と言って
にっこり
笑う。
「かづけ/られ」の「られ」は受身の「らる」の連用形。
「に/き」の「に」は完了の助動詞「ぬ」の連用形。
詳しい
。 
上品だ
愛情が深い
にこやかであ
色が濃い様子。
コマ屋が
詳しい
上品
愛情が深い
こま
(形動・ナ
【細やかなり
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文 法
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