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い
ろ
は
「細やかなり・濃やかなり」と漢字
書くように、元々は細かいと感じられる
事細かいというのは「詳しい」ことであり
というのは「愛情が深い」ことだ、と変化して
に使われると「にこやかな様子」を表し、色に使
が濃い様子」を表した。
「衣
きぬ
かづけられたりしもからくなりにき」とて、
こまやかに笑ふ。
(大鏡)
=
「褒美の衣をいただ たこともかえって辛 ものになって
しまった」と言って
にっこり
笑う。
「かづけ/られ」の「られ」は受身の「らる」の連用形。
「に/き」の「に」は完了の助動詞「ぬ」の連用形。
1
詳しい
。
2
上品だ
。
3
愛情が深い
。
4
にこやかであ
5
色が濃い様子。
コマ屋が
詳しい
、
上品
で
愛情が深い
こま
(形動・ナ
【細やかなり
82
文 法
か