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い
ろ
は
「こころぐるし」は現代語では「気
古語では自他問わず心に苦痛を感じる様
分だけでなく他人のことを思って使う場合
苦しい場合に 「気掛かりだ・心配だ」となり
不幸を思う場合 の毒だ」となる。
思はむ子を法師になしたらむこそこころぐるし
けれ。
(枕)
=
かわいいと思うような子を法師にするとしたらそれは
気の
毒だ
。
係り結び 「こそ↓こころぐるしけれ (一語の形容詞) 」
に注意。 「思は/む」の「む」は下に体言があるので
連体形で、婉曲「〜ような」の意。 「むこそ」の「む」
は仮定の意。 「むこそ」=「〜としたらそれは と訳す。
1
(相手に
気の毒だ
。
2
(自分にと
気掛かり
。
心配だ。
所苦しそう
気の毒だ
、
気掛かり
ね
ここ
(形・シク
【心苦し】
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文 法
か