古文単語565 赤版 - page 113

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「心」に「もとな(=根拠がない・
いて形容詞化したもの。心がやたらと動
感じを表す。
では「おぼつかなし」とほぼ同じ意味で使
われるが、 おぼつかなし」は事態がはっきり
る不安 、 「こころもとなし」は実現の時期がはっ
所からくるいらいらした不安感を表す。
よろづいみじうおぼつかなうこころもとなうお
ぼされて。
(栄花)
何事もひどく心細く
不安に
思われなさって。
「おぼさ/れ」 の 「れ」 は自発の助動詞の 「る」 の連用形。
ちなみに 「おぼす」 は尊敬語。もうそろそろ覚えたかな。
待ち遠し
不安だ
気掛かりだ
ぼんやりして
所元金なし
不安だ
気掛かりだ
ここ
(形・ク)
【心許なし】
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文 法
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