古文単語565 赤版 - page 109

109
「心付き無し」と漢字をあてる。 「
接触していることを表すので、 「こころ
動作・状態に心がピタリとこない感じを表
それはしも、まことによき人 し給ひしを
かば、こころづきなしと思ふなり。
(枕)
それはなんと、本当に高貴な方がなさった を見たので
気にくわ い
と思うのだ。
「よき/人/の」の「の」は主格。 「し/給ひ/し」=
サ変「す」の連用形+ハ行四段活用の尊敬の補助動詞
「給ふ」の連用形+過去 助動詞「き」の連体形。 「見
/しか/ば」=マ行上一段活用動詞「見る」の連用形
+過去の助動詞「き」の已然形+接続助詞「ば」 。
気に食わな
。不愉快だ
所ツキなし
気に食わな
ここ
(形・ク)
【心付き無し
76
文 法
1...,110,111,112,113,114,115,116,117,118,119 99,100,101,102,103,104,105,106,107,108,...298