古文単語565 赤版 - page 106

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「心有り」と漢字をあてる。対義
よき人の住みなしたる所は、今め
かならねど、木立ものふり、わざと
草葉も心あるさまにて、
(徒然)
教養人が住んでい 所は、 現代風でもなく華美で
邸内の木立は年代を感じさせ、わざわざ手を入れたと
えない庭の も
風流心がある
様子で、
「今めかしう/きららかなら/ね/ど」の箇所は「現
代風で、華美でない」と訳すとバツ。打消 「ず」の
已然形「ね」は、 「今めかし」と「きららかなり」の
両方に掛かっているので、きちんと「現代風でもなく
華美でもないが」と訳すこと。
思いや
風流心が
ものの道理
所のアリは
思いやり
風流心が
もののわかっ
奴だ
ここ
(連語)
【心有り】
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文 法
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