古文単語565 赤版 - page 105

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「こ」んなにもたくさん、 「そ」ん
ちに、 「いくら」の「ら(数を表す接尾
に程度のはなはだしいさまを表すようにも
こらへん」とか「そこらへん」とかのよ な場
語ではない。上代に 「ここだ」 言った。
かの桟
じき
の前をここら行きかふ人の、見知れる
があまたあるにて、
(徒然)
その桟敷の前を
たくさん
行き来する人で、顔を見知ってい
る人が大勢いること 、
「人/の」の「の」は同格「〜で」 。 「見/知れ/る」
=マ行上一段活用動詞「見る」の連用形+ラ行四段活
用動詞 知る」の已然形+完了 (存続) の助動詞「り」
の連体形。
(数・量
たくさん
(程度のは どく。たいそ
ここらにも
たくさん
ここ
(副詞)
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文 法
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