古文単語565 赤版 - page 95

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「離る」 と漢字をあてる。和歌で 「
時間的・空間的・心理的に「はなれる」
山里は冬ぞさびしさまさりける人目も
ぬと思へば
(古今)
山里は冬になると寂しさがま って感じられること
の訪れも
遠ざかり
、草も
枯れてしまう
と思うと。
係り結び「ぞ↓ける」 。 「ける」は詠嘆の助動詞「けり」
の連体形。和歌中の 「けり」 は過去ではなく詠嘆になる。
「かれ」は「離
れ」と「枯れ」の掛詞。 「人目が離れる
ように草も枯れてしまう」というように意味が掛かっ
ている。
(時間・空
離れる
(心理的に)
離れる
カール君か
離れる
かる
(動・ラ下
【離る】
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文 法
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