古文単語565 赤版 - page 17

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「遊び」と言っても現代語のように子
く、古語では高貴な人々が行う「詩歌(し
の遊び といった高尚な教養の意味で使われ
詩 ・からうた」 、 「歌」は「和歌・ やまとうた
のこと。 「遊び」の中心は「管弦=音楽」で、
「和歌」は女性の教養であった。
遊びなど、い おもしろうし給ひて、
(源氏)
(光源氏は)
管弦の遊び
などを、 とても趣深くしなさって、
平安貴族中最も「遊び」に秀でていたのは「藤原公
きん
とう
」 。藤原公任は「三船の才(漢詩・和歌・管弦の才
能) 」 で有名であり、 博学多才で知られた。 「おもしろう」
は「おもしろく」のウ音便。 「し」はサ変の連用形。
しい
管弦
遊び欲
しいか
蹴り
ゲン
あそ
(名)
【遊び】
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文 法
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