古文単語565 赤版 - page 18

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「徒なり」と漢字をあてる。移ろ
女性関係に使われると
の意味になり、非難の対象になる。反
対語は「まめなり」で、 「まじめなさま
深き心も知らで、あだ心つきなば、後く
こともあるべきを、と思ふばかりなり。
(竹取)
相手の深い愛情も知らないで(結婚後その方に)
浮気
心が
ついたならば、後悔することも るにちがい いと思う
けである。
「で」は未然形について「〜ないで」と訳す打消の接
続助詞。 「なば」は完了の助動詞「ぬ の未然形「な」
に接続 「ば」のついた形で、順接仮定条件「〜な
らば」 。 「ばかりなり」の形の「なり」は断定の助動詞。
浮気な
むだなさ
はかない
あーだ、
浮気
むだ
よ、
はかない
あだ
(形動・
【徒なり】
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文 法
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