古文単語565 赤版 - page 274

VS
ふじ
わらの
かね
いえ
平安時代に 息子に道隆、道
)、詮子 (一
条帝の母)などが
ふじ
わらの
かね
みち
との権力
争いや、息子道兼と共
かれている。②の道綱母
浮気者として描かれている。
ふじ
わらの
みち
つなの
はは
女性が書いた初めての日記
かげ
ろう
にっ
の作者。夫は藤原兼
家。浮気者の夫への恨みつらみや、一人
愛を主につづっている。
ふじ
わらの
きん
とう
貴族男子の教養である 「和歌・管弦・漢詩」 がすべ
藤原兼家は 「息子たち (道隆・道兼・道長) に公任の
能があればいいが、彼の影さえ踏むことができないことよ
と嘆いたところ、道長だけが 「公任なんかに負けない、影の
代わりに
つら
を踏んでやる!」 と意気込んだという話が 『大鏡』
に書かれて る。また 「
さん
しゅう
の才
」 の話も有名。道長に 「
和歌
管弦
」 「
漢詩
」の三つの舟のうち、どの舟に乗るかを尋ねら
れた公任は、 和歌の舟を選んで素晴らしい和歌を詠むが、
「男
として最高の栄誉である漢詩の舟を選んで漢詩を詠むべき
だった」 と悔やんだという。アンソロジー (撰集) として 『
漢朗詠集
』 がある。
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藤原兼家 人物関係
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