古文単語565 赤版 - page 270

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和歌の
まくら
ことば
主な
あかねさす
日・紫・昼
あきつ (
) しま
大和
(国名)
あしひ の
山・
をの
あまざかる
日・
ひな
・向かふ
あらた の
年・月 日・春
あをによし
奈良
(地名)
いそのかみ
古る・降る 振る
(地名)
いはばしる
たる
・近江
(地名)
・滝
うつせみの
命・身・世・人
う(ぬ・む
) ばたまの
夜・夢 黒 闇
からころも
すそ
ひも
・着る・裁つ
くさまくら
旅・結ぶ・露
くれたけの
ふし
たらちねの
母・親
ちはやぶる
とりがなく
あづま
(
地方名)
ひさかたの
あめ・あま
・雨・月・光・空・雲
枕詞は、特定の語
いは句調を整える語句
される語との間には一定
創造が許されない点で、序詞
は五音のものが多く、基本的に
あなたがこんなに私を恋しく想ってくださる
から、夢にあなたが現れて、私を寝かせてく
れなかったことよ。
「ぬばたまの」 が 「夢」 を導く枕詞
※古代では、ある人が自分の夢に現れるのは、その
人が自分を想ってくれているからだ、と考えるの
が通念だった。
わが背子がかく恋ふれこそ
ばたまの
夢に見えつつ
ねらえずけ
 (万葉集)
7
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