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260
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154
中務
なかつかさ・
なかづかさ
★宮中の政務を統括した「中務省」やその長官「中
務卿」の略。
155
長押
なげし
★寝殿造りで、簀の子と廂、母屋(おもや)と廂の
境にある、柱と柱の間に、横に渡した材木。
156
名残
なごり
● 380 番参照。
157
某・何某
なにがし
★なんとかという。だれそれ。どこそこ。
158
新枕
にいまくら
※にひまくら ★男女が初めて共寝をすること。
159
塗籠
ぬりごめ
★寝殿造りで、周囲を厚く壁で塗りこめた部屋。
寝所または納戸として用いた。
160
直衣
のうし・なおし
※なほし ★天皇や高貴な人の日常服。
161
軒端
のきば
★軒下。軒のはし。
162
野分
のわき・のわけ
★台風。 ★台風のことを、別名「二百十日・
二百二十日」とも言う。
163
半蔀
はじとみ
★蔀の一種。
164
廂・庇
ひさし
★寝殿造りで、母屋の外、簀子の縁の内側にある
細長い部屋。
165
聖
ひじり
★①徳の高い立派な人。②天皇。③その道に優れ
た人。④徳の高い僧。⑤(一般に)僧。
166
直垂
ひたたれ
★もとは庶民の服で、のちに公家や武士の平服と
なった。室町時代以降は武士が用いて出仕の服
となり、江戸時代には最上の礼服となった。
167
評定
ひょうじょう
※ひゃうぢゃう ★大勢で相談して決定すること。
168
経(終止形)
ふ
★ハ行下二段動詞。活用をもう一度チェック!
169
衾・被
ふすま
● 440 番参照。
170
伏籠・伏せ籠
ふせご
★伏せて、その上に衣服をかけるためのかご。火
桶や香炉を中に置いて、衣服を暖めたり、香の
匂いを染み込ませたりするのに使う。
171
不便・不憫
ふびん
● 441 番参照。
172
古里・故郷
ふるさと
★「旧都」の意味が大切。 ● 445 番参照。
173
時鳥・郭公・
子規・杜鵑
ほととぎす
★鳥の名。夏を知らせる鳥として親しまれ、多く
の詩歌に詠まれた。
174
政
まつりごと
★政治。行政。
175
真名・真字
まな
★漢字。「仮名」は「ひらがな」のこと。
176
客人・賓
まろうと
※まらうと ★客。訪問者。
177
御髪
みぐし
★「御髪下ろす」は 「 出家する」の意味。 ★ P252
参照。
178
御簾
みす
★貴人のいる部屋のすだれ。
179
御廚子
みずし
※みづし ★御廚子所(台所)で働く女。
180
三十一文字
みそひともじ
★一首が五・七・五・七・七の三十一字の仮名か
らなるので、「短歌」のことを意味する。