-
256
-
52
方違へ
かたたがえ
※かたたがへ ★陰陽道で、外出する際、縁起の
悪い方角を避け、前夜、他の方角で一泊してか
ら目的地に行くこと。
53
容・貌・形
かたち
● 175 番参照。
54
徒歩
かち
★「徒歩より」で「徒歩で」の意。 ● 180 番参照。
55
唐歌
からうた
★漢詩。⇔大和歌(=和歌)
56
夏炉冬扇
かろとうせん
★役に立たない事物のたとえ。
57
冠者
かんじゃ
※くゎんじゃ ★元服して冠をつけた少年。若者。
58
上達部
かんだちめ・
かんだちべ
★一位~三位(さんみ)の者の称。ただし、参議は
四位でもこの中に入る。
59
堪能
かんのう
★深くある道に通じた人。達人。
60
后の宮
きさいのみや
★后の敬称。また、后の御殿。
61
几帳
きちょう
※きちゃう ★室内に立てて隔てとした道具。
62
牛車
ぎっしゃ
★牛に引かせた貴人の乗用車。
63
後朝・衣衣
きぬぎぬ
★①衣を重ねて掛けて共寝をした男女が、翌朝別
れるときそれぞれ身につける、その衣。②男女が
共寝をして過ごした翌朝。また、その朝の別れ。
64
砧・碪
きぬた
★槌(つち)で布を打って、布地のつやを出したり、
やわらかくしたりするのに使う、木または石の台。
65
脇息
きょうそく
※けふそく ★ひじかけ。
66
君達・公達
きんだち
★貴族の子息・子女。
67
草摺り
くさずり
★鎧(よろい)の胴の裾に垂らして腰から下を覆う
部分。
68
薬師
くすし
★医者。 ★形容詞「くすし」とは違うものなので注意。
69
頚・頸・首
くび
★「首をかき切る」ことを、「頚を掻く」という。
70
供奉
ぐぶ
★①行幸・祭礼などのお供をすること。また、そ
の人。②僧職の名。
71
雲居・雲井
くもい
※くもゐ ★「宮中」の意が大切。 ●204番参照。
72
供養
くよう
※くやう ★三宝(仏・法・僧)や死者の霊に供え
物をして回向(えこう)すること。
73
蔵人
くろうど
※くらうど ★天皇の近習で、宮中の行事・事務
のすべてに関わって管理をした職員。 ★「蔵人
の頭(とう)」の読みも大切。
74
希有・稀有
けう
● 207 番参照。
75
気色
けしき
● 214 番参照。
76
下衆・下種・下司
げす
★①身分の低い者。②使用人。
77
懸想文
けそうぶみ
※けさうぶみ ★恋文。ラブレター。
78
検非違使
けびいし
※けびゐし ★京都の犯罪を取り締まり、秩序の
維持にあたった官職。